発売予定日:2025年9月5日
※発売日は目安となっており、日程が前後する可能性がございます。
著者:松林天平
サイズ:A5判
ページ数:256ページ
イギリスが誇る世界で最も成功したバンド、クイーン。
著者の松林天平は彼らを1975年から1982年まで担当したディレクターで、日本における人気隆盛と維持に貢献した。
本書は最もレコードが売れた1970年代、いわゆる洋楽の黄金時代に日本中を席巻したクイーン旋風を、その最前線で受け止めていたディレクターの視点から捉えた追想録である。
[CONTENTS(仮)]
01. イントロダクション
02. クイーンとの出逢い。いち音楽ファンとして聴いたクイーン。
そのデビューから『シアー・ハート・アタック』まで。
03. 洋楽ディレクター学ABC。その目線で分析したクイーン人気。
04. 華麗なるロックン・ロールのショーマン=フレディ。
「ボヘミアン・ラプソディ」の芸術。
05. ジョン・ディーコンの貢献。フレディとディスコ。
初期から中期への音楽的変遷と成熟。
06. 対談・70年代のロックとファッション:金子美雪
(英国ヴィンテージ・ファッション研究家/作家)
07. 対談・ピアニストとしてのフレディ:難波弘之
(作曲家・キーボーディスト/東京音楽大学客員教授)
08. 私的ライナーノーツ『オペラ座の夜』
09. 私的ライナーノーツ『華麗なるレース』
10. 私的ライナーノーツ『世界に捧ぐ』
11. 私的ライナーノーツ『ジャズ』
12. 私的ライナーノーツ『クイーン・ライヴ・キラーズ』
13. 私的ライナーノーツ『ザ・ゲーム』
14. 私的ライナーノーツ『フラッシュ・ゴードン』
15. 私的ライナーノーツ『クイーン・グレイテスト・ヒッツ』
16. 私的ライナーノーツ『ホット・スペース』
17. 最終楽章
18. ボーナス・トラック(あとがき)
[著者について]
著者プロフィール:松林天平(まつばやし てんぺい)1953年6月12日東京生まれ。
父は東宝の映画監督、松林宗惠。
1975年3月、大学3年時ワーナー・パイオニア洋楽部にアルバイト採用。
1976年卒業と同時に正社員で入社。
ディレクターとしてクイーン、イーグルス、リンダ・ロンシュタット、ジャクソン・ブラウン、ジョニ・ミッチェル、リー・リトナー、グローヴァー・ワシントン・ジュニア、テレヴィジョン、モトリー・クルー等を担当。
1983年、邦楽プロデューサーに転向し少年隊、杉山清貴、カルロストシキ&オメガトライブ、倉沢淳美、ジャッキー・チェン、和田アキ子、中川勝彦、チョー・ヨンピル、L.L ブラザース等の音源を制作。
1994年株式会社ホリプロへ入社し、音楽面を統括。
原盤制作プロデューサーとして和田アキ子、石川さゆり、深田恭子、溝口肇、森昌子等を担当。
現在はフリーの音楽プロデューサー/クリエイティブ・ディレクター/作家として活動中。